忍者ブログ

スイーツ(笑)と呼ばないで!!

NEW ENTRY
04 2024/05 1 2 3 45 6 7 8 9 10 1112 13 14 15 16 17 1819 20 21 22 23 24 2526 27 28 29 30 31 06

05/21/05:20  [PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

08/31/16:29  ポートの変更とセキュリティ

最近、「SSHのポートを22から変えるべきか」という議論があることを知った。

puttyやsshコマンドなどでアクセスするときにポートを指定する方法を知らない人が9割、という組織でない限り(あるいは、そうであったとしても)、セキュリティ上は変えたほうが良いに決まっている。

どうやら変えなくて良いという人は根拠として「ポートスキャンしたらすぐわかるから無意味」というようなことをおっしゃっているらしい。

そんなことをおっしゃる方には

nmapを知ってはいるが日常的にnmapを使ってポートスキャンをしていないのではないですか?

とお聞きしたい。

(いや、だからネットで喧嘩売っちゃダメだって。。。)

例えば、あるサーバーにデフォルトのオプションで検索すると

Starting Nmap 6.40 ( http://nmap.org ) at 2015-08-31 15:55 JST

(中略)

Nmap done: 1 IP address (1 host up) scanned in 17.58 seconds

とかって感じで20秒程度で反応が返ってくる。ものによっては数秒ということもあるだろう。

次に、同じサーバーにポートをフル指定してスキャンを実行してみると

Starting Nmap 6.40 ( http://nmap.org ) at 2015-08-31 15:58 JST

(中略)

Nmap done: 1 IP address (1 host up) scanned in 117.80 seconds

という感じで約7倍の時間がかかるのだ。

世の中のクラッカーたちは、クラッキングツールをただ流してチャンスを待っている暇人ではある。

しかしながら、どのIPのサーバーに脆弱性が眠っているかもわからない状態で、日々無差別にポートスキャンを繰り返していることを想像すると・・

私がクラッカーなら、1台に7倍の時間をかけるなら、同じ時間でプラス6台のポートスキャンをかけることを選ぶ。

そして、それで発見されるサーバーは、デフォルトのポートを変えるというほんの簡単な一手間を惜しむサーバー管理者の運用するサーバーだというおまけ付きだ。ハッキングされた後の対応のがどれほど手間か想像するまでもない。


と、クラッカーの心理を分析してみたりもするのだが、彼らがそもそも別の人が立てたサーバーをクラッキングしたいという暇人であることを考えると、実際のところはわからない。

もしかすると、ちょっとだけ面倒くさいやつが運用しているサーバーだと知らしめる効果はあり、抑止力になるかもしれない、と期待するわけである。

「セキュリティ上は変えたほうが良いに決まっている」と書いたが、すごく効果があるかは不明だが、変えたほうが良いのは間違いない、という程度の意思表示だ。

セキュリティはその効果とかけるコストのバランスで、そのシチュエーションで最適な組み合わせを選んでいくしかない、と思う今日この頃でした。

今日は、こんなところで。


拍手[0回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACKBACK

TRACKBACK-URL