スイーツ(笑)と呼ばないで!!
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11/24/02:46 [PR] |
07/30/02:06 何故この業界に身をおいているか・・最近、技術的な話題ばかりだが、
今日は、少し毛色の違う話題を書いてみようと思う。 皆さん、 「なぜ、その仕事を選んだのですか?」 と聞かれたら、いろんな答えが返ってくると思う。 私の場合は、正直なところ、すごく自己中な理由だったりする。 私は、学生時代、人工知能に興味をもっていた。 人工知能なんて、真面目に言っていたら、 少しイタイ人に見られた、そんな時代だ。 人工知能のブームというのは過去何回も到来していて、 その度に、当時の技術から考えうる限界を人は想像し、 とても叶わぬ夢であると結論づけ、諦められてきたものである。 最近、チューリングの話が映画化されたので、 もしかすると、その映画を見て、チューリングのことを知った人もいるかもしれない。 チューリングを「人工知能の父」なんて呼ぶ人もいる。 とにもかくにも、人工知能などという途方も無い人類の夢は、 出てきては消え、そして、また、出てきては消え、というのを繰り返していた。 私がその中でも興味をもったのは「エキスパートシステム」というものである。 こちらも世の中一般的には既に頓挫した夢だったりする。 簡単にいうと、世の中で専門家と言われる人の知能をコンピュータで代替しようという試みである。 それは、法律の専門家であったり、機械の設計の専門家であったりする。 人は必ずしも、言葉や法則で説明できるルールに従い判断を下すわけでもなく、 多少の曖昧さをもつファジーな数学の理論を用いて頑張ってロジックを組みてても、 なかなかうまくいくものでもなかった。 そして、当時から知識をデータベースに蓄積することに対する限界も語られていた。 そんな中インターネットに期待を寄せるもの人間たちもいた。 そんな人の口から時々発せられる単語に「 セマンティックWeb」というものがあった。 誤解を恐れずに言えば、「意味付けされたWeb」である。 Webに載せられたデータを、単に構造化されたものとしてではなく、意味のあるものとして捉える試みだ。 それにより、データベースを構築することの限界を超えられるかもしれないと、我々は期待した。 インターネット上に増え続ける情報を、知識ベースとして利用することにより、 データのインプットの限界というものを超えられるのではないかと期待したのである。 MicrodataやRDFaなど少しずつだが、HTMLにメタデータを埋め込む手法も知られるようになってきた。 しかし、このWebの世界が我々人間だけでなく、コンピュータにとっても理解しやすい世界になるのには、 まだまだ時間がかかりそうなのが現状である。 インターネットの進歩はとても速いという研究者もいるけど、 個人的には、もっともっと加速してほしいと願っている。 最近、ターミネーターの最新作を見た。 相変わらず、ロボットあるいは人工知能と人間が戦いを繰り広げている。 おそらく、残念なことに、そのような未来はまだすぐには来ない。 そして、だいぶ昔から、「コンピュータが人間の仕事を奪うのではないか」という議論もかなり行われてきた。 現実に、コンピュータの登場により、不要になった仕事もたくさんある。 しかしながら、どうしても、人間でなくてはならない仕事や、 あるいは、人間であることに価値がある仕事もたくさん再認識されるようになってきた。 確かに、機械によって、一時的に簡単な仕事が奪われることもあるかもしれない。 でも、何もおそれることはない。 人間の知能や感情はもっと複雑で、簡単に真似できないものである。 機械にできることなんて、とっとと機械にやってもらえば良い。 我々は、人間にしかできない「考える事」に集中すれば良い。 考えること、と、計算して答えを導きだすことは、大きくことなる。 エンジニアは、とかく「どう実現するか」という手法や技術に注目しがちである。 ただ、時には、そこから離れて、「何をしたいか」「なぜそれをしたいのか」に思いをはせる時間があっても悪くないと思う。 今日は、特に、何の意味もない、なぜ私がこの世界に身をおいているのか、というお話でした。 お付き合いありがとうございました。 PR
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