スイーツ(笑)と呼ばないで!!
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
11/24/04:20 [PR] |
11/27/12:29 止まない雨はない物心がついた頃には、
止まない雨はない ということは誰でも知っている。 人が必ず死ぬことも、 日々実感はないけれども、 頭ではわかっている。 でも、 終わらないプロジェクトがないことは、 意外にも信じられていない。 ある他社が関与していた案件で火が吹いている案件があった。 その火消しを頼まれて、 初めてそのお客さんのところに伺った時、 先方の担当者の一人が呟いた。 「いやー、このシステムは完成しないですよ。 このプロジェクトには終わりはないです。」 本気でそう信じているような様子だった。 「だから、正直もうこのシステムに関する会議には出たくないんですよね。」 とその担当者は続けた。 末期症状である。 ヤケになって治療を投げ出している状態。 こんな状態の時は、超たいへん・・。 「大丈夫です。終わらないプロジェクトはないです。」 と言葉で伝えても、いきなりは信じてはもらえない。 経験上、効果的な手法が1つある。 私は 「なるほど。これは確かに大変そうですね。 ちなみに、◯◯さん、 このシステムの見積明細とか機能要件一覧とか、 見たことあります?」 と聞いてみた。 答えは 「発注のタイミングで1回見たかもしれないけど・・・覚えていない」 というもの。 そこで私は提案した。 「じゃ、ちょっと時間かかりますが、見積明細を見ながら、 現在の状態と、それがどうなったらその機能は完成と言えるのか、 ゴールを1つずつ一緒に定義していってみましょう。」 一緒に進めていくと、 「発注したのに"出来ていない"」と思っていたものが実際は発注されていなかったり、 「欲しいのはこれじゃないから"出来ていない”」と思っていたのが、 実は発注内容を担当者が勘違いしていたり、 という認識のギャップが明らかになっていった。 数時間に及ぶこの作業が終わった時、担当者は言った。 「このプロジェクト、終わる気がしてきました。 ゴールが見えたというか、何ができたら完了なんだというのが見えて、 そのために必要な作業は何なのかが見えました」 その時初めて私は言った。 「はい。終わらないプロジェクトは無いです。 共通のゴールが見えたらもう大丈夫です。 これから一緒に頑張って、私たちで良いシステムを作っていきましょう!!」 止まない雨は・・・無い。 PR
|
|
|