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スイーツ(笑)と呼ばないで!!

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11/27/12:29  止まない雨はない

物心がついた頃には、

止まない雨はない

ということは誰でも知っている。


人が必ず死ぬことも、

日々実感はないけれども、

頭ではわかっている。


でも、

終わらないプロジェクトがないことは、

意外にも信じられていない。


ある他社が関与していた案件で火が吹いている案件があった。

その火消しを頼まれて、 初めてそのお客さんのところに伺った時、
先方の担当者の一人が呟いた。

「いやー、このシステムは完成しないですよ。

 このプロジェクトには終わりはないです。」

本気でそう信じているような様子だった。

「だから、正直もうこのシステムに関する会議には出たくないんですよね。」

とその担当者は続けた。

末期症状である。
ヤケになって治療を投げ出している状態。


こんな状態の時は、超たいへん・・。

「大丈夫です。終わらないプロジェクトはないです。」

と言葉で伝えても、いきなりは信じてはもらえない。


経験上、効果的な手法が1つある。

私は

「なるほど。これは確かに大変そうですね。
 ちなみに、◯◯さん、
 このシステムの見積明細とか機能要件一覧とか、
 見たことあります?」

と聞いてみた。

答えは 「発注のタイミングで1回見たかもしれないけど・・・覚えていない」 というもの。

そこで私は提案した。

「じゃ、ちょっと時間かかりますが、見積明細を見ながら、
 現在の状態と、それがどうなったらその機能は完成と言えるのか、
 ゴールを1つずつ一緒に定義していってみましょう。」



一緒に進めていくと、

「発注したのに"出来ていない"」と思っていたものが実際は発注されていなかったり、
「欲しいのはこれじゃないから"出来ていない”」と思っていたのが、 実は発注内容を担当者が勘違いしていたり、

という認識のギャップが明らかになっていった。


数時間に及ぶこの作業が終わった時、担当者は言った。

「このプロジェクト、終わる気がしてきました。

 ゴールが見えたというか、何ができたら完了なんだというのが見えて、
 そのために必要な作業は何なのかが見えました」


その時初めて私は言った。

「はい。終わらないプロジェクトは無いです。

 共通のゴールが見えたらもう大丈夫です。
 これから一緒に頑張って、私たちで良いシステムを作っていきましょう!!」


止まない雨は・・・無い。


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