スイーツ(笑)と呼ばないで!!
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11/24/04:32 [PR] |
02/08/13:46 ノウハウよりもノウフー Part2昔、ノウハウよりもノウフー、という記事を書いた。
今日は、それの第二回。 あるデキる部下との、ある技術要素に関するコミュニケーション ———————————————————————— 私「そこの部分は、前にLaracastsで取り上げていたと思うからそこ見てみて」 部下「あ、確かに見た記憶あります・・なんでしたっけ」 (二人して検索、数十秒後・・) 私「このシリーズだね。これの第22回から第24回がそれに関するところで、今回のはたぶん第24回だね。」 部下「あ、この第24回の、xx秒目のところがまさにそれですね」 私「そうだね、その近辺のところに詳しいやり方解説されているから見てやってみてねー」 部下「了解です」 ———————————————————————— ああ・・超楽だ・・・このコミュニケーション。 まぁ、Laracastsは教材としてはちょっと特殊ですが、基本的には、「それはxxxに書いてあるので見てみて」で終えられるコミュニケーションは、時間的にも質的にもお互いにとってベスト。何もプロの代わりに自分で必死に下手な解説をする必要もないし、説明する時間も節約される。もちろん、見た上でわからなければフォローすれば良い。 そして、皆が新しいことでハマるのは、自分で有効な情報の置き場を見つけられないことが多いからだったりする。 (まぁ、今回の場合は、優秀な部下なのでこんなやりとりなくてもすぐ辿り着いただろうけど・・) 他にも「それはxxxがoooの案件でやったことがあるはずなので聞いてみて」とかってのも同じ。 技術の分野は幅広いので全てのノウハウを自分の中に蓄積してアウトプットするのはあまり効率的とは言えない。 コマンドでも、よく使うコマンドのオプションとかは頭に記憶しておいたほうが良いけど、たまにしか使わないものについては覚えるのではなくヘルプを引けば良い。 自分の頭の容量には限界があるので、優先順位をつけて記憶するようにしている。 技術情報とかであれば、例えばこんな感じ。 ------------------------------------------------------- ◉優先順位 第1位 その技術の世界観 確か、あの技術でこんなことができたような気がする・・という感覚。確かこんな機能があったよな・・とか。これはPGだけでなく、SEとしてお客さんと話をする時にも有効だ。お客さんの要望を聞きながら、「ああ、これはあの技術、それはあれだな」とか頭の中でイメージしながら聞けて、話を聞き終わったら大体の提案ができたりもする。引き出しの広さ、アドリブの提案力というのは、直感とかヒラメキによるものだろうけど、それらはすべてこの漠然とした世界観があってこそのものだと思う。 第2位 ノウフー あることに関する情報を得るには、誰に聞くのが良いか、どこを見るのが良いか等についての知識。人に限らず、サイトや本なども含む。必要に応じて、自らその情報源から情報を引き出しても良いし、今回の例のように丸投げも可能だ。 第3位 使用頻度の高い技術ノウハウ 日常業務で使用頻度の高いものについては、記憶してしまったほうが良い。もしくは、真逆で、シェルを書いたり、エイリアスをきったりしてシステム化してしまう。これは徹底的にスピードと効率を重視する。慣れるまでは、大真面目に練習するのもアリだ。無意識レベルになっていると思うがブラインドタッチも最初は誰もいきなりはできなかったはず。大脳新皮質を使わず、小脳レベルでこなせるレベルまで持っていく。各ツールのショートカットなんかもそうだ。いちいち考えながらではなく、体が勝手に動くまで、大げさだけど素振りや空手のカタのつもりで取り組めば良い。 第4位 通常作業のノウハウ 機械化出来ず、毎日の作業の中心となる事柄に関するノウハウはこのレベルだ。頭の中の記憶や自分のノウハウ帳などからノウハウを引き出しなから、考えながら作業していく。 ------------------------------------------------------- これより優先順位が下のものについては、私はあまり記憶していない。どこかに自分向けに記録するか、そもそも記憶することを諦めて、ざっくりとした世界観だけ覚えておいて、あとはノウフーとしてのインデックスだけを記憶しておく。 ただ大事なのは、それらの情報自体は優先順位は低いが、世界観やノウフー情報は記憶の優先順位は高いということ、この辺が特殊なこだわりかもしれないなと思う。 ちなみに、よく「資格試験は意味があるかないか」みたいな議論を見かけるけど、上の話に照らし合わせてみると、 ・資格試験の教材などは、その技術に関する世界観を掴むには、体系的な知識も得られるし効果的だと思う。 ・資格試験に合格することは、もし、通常使用頻度の低いノウハウまで記憶する必要がありその分量が多いのであれば、優先順位は低く片手間にやるくらいで良いと思う。ただし、優先順位が低いだけで、やったらやった分の価値はあり無駄ではないと思う。 というのが私の考え。世の中に本当に無駄なものなんてあまりなくて、ただ、時間と予算の制約があるので、優先順位をつけて取り組む必要があるだけだと思う。 優先順位の低いことにとらわれて優先順位の高いことをおろそかにしたらダメだけど、優先順位の高いことをしっかりこなしつつ、その上で優先順位の低いこともこなしている人は、その分野においてより高みにいる人だと思うしとても尊敬をしている。両者は大きく異なる。前者が世の中に悪評を撒き散らし、後者まで軽んじられてしまうのは不幸だ。 なんだか収拾がつかない感じの文章になってきたので、今日はここまでにしようかと思う。 大事なことは、記憶できる量には限界があるので、何を記憶するのがより効率が良いか意識しながら動こうというお話。 PR
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